A1.老眼でもコンタクトレンズは使用が可能です。
近視の方の場合、メガネですと、メガネをはずせば、近くが見えたりします。ところが、コンタクトレンズはすぐに外せませんので、その点、不便になります。
老眼の場合、コンタクトレンズの度数を弱目にして近くを見えやすくするか(その代わり、遠くがぼやけます)、あるいは、遠くがよく見えるように度数を合わせて老眼鏡を併用するか、どちらかの方法で対処します。
遠近両用のコンタクトレンズもあります。遠近両用のメガネよりも見え方は落ちる場合が多いですが、便利な面があります。
いずれにしても、眼科でご相談ください。
A2.コンタクトレンズレンズの種類によって曇る理由が違います。まずは、以下のどのレンズに当てはまるかを調べてください。
・シリコンハイドロゲルレンズの場合 油脂分がつきやすい素材です。アルコン社のレンズなどはコーティングによって油脂分が付きにくいのですが、全体的には油脂分が付きやすいです。化粧品には油脂分が多く含まれていますので、付着してしまう場合があります。また、指の表面にも油脂が多いので良く手を洗っていただいてから手入れをされたほうが良いです。
・ハイドロゲルレンズ(シリコンハイドロゲルではない従来型のソフトレンズ) イオン性のレンズはタンパク質が付きやすく、それが汚れの原因になります。
乾いた場合にもやはり見え方が曇ります。
・ハードレンズ ハードレンズは油脂などが付きやすいです。よくこすり洗いしていただくことが重要です。
Q3.2週間交換型コンタクトレンズですが、途中使っていない日がある時は使っても大丈夫?
A3.2週間交換型の使い捨てコンタクトレンズですが、封を開けてから2週間使用が可能です。途中で使っていなくても、2週間後には交換するようにしてください。
Q4.近視の度が強いのですが、コンタクトレンズで矯正できますか?
A4.使い捨てコンタクトレンズの場合、-12Dという強さまであるレンズもあります。
それを超える場合は、ハードコンタクトレンズや使い捨てでないソフトコンタクトレンズでほとんどの場合、対応が可能です。
Q5.コンタクトレンズによってつけ心地は、違いますか?
A5.ハードコンタクトレンズはやはり着け心地は悪いです。
ソフトコンタクトレンズはハードコンタクトレンズから比べると、柔らかく着け心地は良くなります。
ソフトコンタクトレンズの着け心地ですが、素材の柔らかさだけで決まるわけではありません。乾いたり汚れたりすると、装用感が悪くなってきます。ですので、やはり、トラブルが少ないレンズを選んでいただくのが良いと思います。